こんにちは、ひめごとです。
3月25日、日曜日。
今日は朝から雨でした。
普段どおりのおだやかな日曜日の朝であるような気がしましたが、紛れも無く今日は鳩と住んでいた部屋の完全退去の日でした。
鳩と離れて1週間。
ようやく距離をとって落ち着いてきたのに、鍵を受け取るためとはいえ、休日の日に連絡を取って、会うのは結構辛いものがあります。
早く忘れたいような、忘れたくないような。
鳩のことはもう未練としては残っていない(と思う)けど、どちらかというと大きな傷跡として、ひめごとの心を占めているようです。
足取りが極めて重い。
約束の時間までは充分に余裕がありましたが、コンビニや書店に無理やり寄り道したりして、前の部屋についたのは約束の時間を少し過ぎた頃でした。
郵便ポストに貼ってあった、鳩とひめごとの名札はもうありません。鳩が捨てたのでしょう。
もう、2人の名前が隣に並ぶことは無いのかな。
部屋に入ると、空気がひどくよどんでいました。鳩はまだ来ていません。
捨て残したゴミがひめごとの部屋に置いてあります。今日はこれを処分しなくちゃ。
何もない部屋。
ふいに叫びだしたくなりましたが、何を叫んだらいいのかわかりませんでした。
叫んでも何も戻らないし、何も進まないってわかるから、諦めていたのかも。
和室の鳩の部屋に入ったら新しい畳のにおいがしました。
7月の最後の日曜日。鳩とこの部屋を内見しました。
少し古めの建物だけど、広くて設備も充実していて予算内だったから即決でした。
あの日も感じた新しい畳のにおい。
2人でこの部屋に住むことをとても楽しみにしていました。
ここにベッドを置いて、テレビを置いて・・・ダイニングテーブルとソファを買おうって話してた。
夢だったのかな。
鳩とひめごとが一緒に住んでいたことを証明してくれるものはもう何もありません。
もう戻らないかもしれないけど、鳩を好きだったことは紛れもない事実なのに。
あの日のことを思い出したら、どこにもいけないような、時が止まってしまうような気がしました。
ひめごとは鳩とずーっと一緒にいるんだって信じてました。
こんな気持ち、なんていったらいいか、わかりません。